自己啓発セミナー・成功哲学商法

仕事や人間関係などの行き詰まりから「自分の性格を変えたい」と思っている人に対し、「性格は変えることが出来る」「思い通りに生きることが出来ます」「心を鍛錬して逆境に強い自分を作ることが出来ます」などと勧誘して、一定期間連続するセミナーを受講させ、高額なセミナー料を支払わせる商法です。

自己啓発セミナーは、もともと70年代初め頃、ベトナム帰還兵の心のケアを目的として心理学的手法を使って米国で始まったビジネスといわれています。

自己啓発セミナーのマニュアルは日本にも輸入され、ストレスを抱える社会人や進路に悩む学生らの間で広がり、バブル期に急増したが、バブル崩壊後は急減したといわれています。

現在もなお活動しているセミナーは約30団体ほどあると言う事です。

自己啓発セミナー商法は、人の内面的な弱さに付け込んで正常な判断力を奪い、受講者を一種のマインドコントロールの状態においてその財産を奪います。このため、受講者自身が被害を受けているという認識に欠け、被害に気づいたときには、莫大な受講料を支払わされた後という場合が多いのです。

自己啓発セミナーは、さまざまな様式があるが、カウンセリングや自己暗示によって自信を取り戻させたり性格を改造させます。

セミナーの多くは①ベーシック②アドバンス③エンロールの3段階のシステムをとることが多いです。最後のエンロールの段階では、他人を自己啓発セミナーに勧誘する活動を行わせたりもします。


自己啓発セミナーのクーリングオフ期間は8日間です。

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